失業保険のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
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失業保険をもらうか、もらわないか。これから仕事を辞める人にとって、失業保険にどんなメリット・デメリットがあるのかは気になるところです。
失業保険をもらってみた感想ですが、最大のメリットは「ある程度の収入(手当)をもらいつつ、数ヵ月にもおよぶ自由時間を確保できたこと」です。
デメリットは、正直、ぜんぜん感じませんでした。雇用保険加入期間がゼロに戻される?と言ったって、そんなもんどうでもいいし。
失業保険は、もらえるときにもらった方が絶対にお得です。
この記事では、失業保険をもらうデメリット、もらわないメリットなど、受給した経験によるメリット・デメリットを解説します。
目次
失業保険をもらうデメリット
- 雇用保険加入期間がゼロに戻される。
- 自己都合で辞めた場合は給付制限が2ヵ月間あり、生活のために貯蓄を切り崩すことになる。
- 失業認定してもらうためには、毎月2回の就職活動をして申告する必要がある。
- 失業手当としてもらえる額は、いままでの給料のだいたい5~6割くらい。
失業保険をもらうデメリットとして一番に挙げられるのは、受給が決定すると雇用保険加入期間がゼロに戻される点です。
ここぞというときに使うべき失業保険ですが、雇用保険加入期間をケチるかどうかは考えようです。
失業保険(失業手当)をもらっていくためには、毎月2回の就職活動(応募や面接)をしていく必要があります。正直、めんどくさいです。
また、失業手当としてもらえる額は、いままでの給料のだいたい5~6割くらいになります。
前職の給料でも生活がカツカツだった人は、失業手当では生活できなくなるかもしれません。
人によっては、就職へのモチベーションが下がってしまうこともデメリットとして挙げられるでしょう。
だんだん夜型になって、昼まで寝ちゃうんですよね。
会社員と同じような生活リズムを保っていくには強い精神力が必要です。
失業保険をもらわないメリット
- いままでの雇用保険加入期間が、再就職先での雇用保険に合算されていく。
- 早めに就職すれば、職歴に空白期間が生じない。
- 失業手当よりも、再就職先でもらう給料のほうが当然多い。
失業保険をもらわないメリットは、雇用保険加入期間を再就職の雇用保険加入期間に引き継いでいける点です。
雇用保険加入期間は、失業保険をもらわない限り継続していけるものなのです。
失業保険をもらうまでもなく早めに就職できたなら、職歴に空白期間ができません。これは就職活動における大きなメリットと言えます。
それに、早々に再就職して給料をもらう方が、失業手当をもらっているよりも実入りが良いと言えます。
加入期間が前職と合算される
失業保険をもらわずに再就職先で雇用保険に加入すると、いままでの雇用保険加入期間(加入履歴)が前職の加入期間に合算されます。
もし、はじめて転職するとした場合、雇用保険加入期間は合算されて2社通算の加入期間になります。
失業保険をもらうメリット
- 働かなくても、ある程度の収入を確保できる。
- 「人生の余暇」とも言える自由時間を確保できる。
- 時間に縛られないので、就職活動をしやすい。面接にも行きやすい。
- 早めに就職先が決まれば、再就職手当に切り替わって一時金としてもらえる。
失業保険をもらうメリットは、働いていない状態でありながら、ある程度の収入を確保できる点です。
あと、会社員のときには考えられない自由時間を確保できるのも大きなメリットです。何かやりたいことがある人にとっては、失業保険によってもたらされる自由時間は貴重なものです。
失業中は、時間を調整しやすいので就職活動をしやすいです。昼間でも面接に行けるので、先方にとっても有り難い部分はあるでしょう。
さらに、就職が早く決まれば、まだ受け取っていない失業手当の分が再就職手当に切り替わって一時金として支給されます。
失業保険を申請しないメリット
- 雇用保険加入期間がゼロに戻されなくて済む。
- もし失業保険を申請したことで雇用保険加入期間がゼロに戻ったとしても、また1年働けば90日分を受給できる権利が復活する。
失業保険を申請しないメリットとして一番に挙げられるのは、雇用保険加入期間がゼロに戻らないことです。
失業保険はもらった方がいいのか
- もらえるものは、もらえるときにもらっておくのが得策。
- 失業手当をもらうために、どうせ毎月2回の就職活動をする羽目になる。
- 人生においてこれほどの自由時間を確保できることは、滅多にない。
個人的には、失業保険はもらった方がいいと感じました。
失業手当を受給するためには、結局は就職活動をしなければならない羽目になるからです。もらっても、もらわなくても就職活動をしなければならないなら、もらった方が得でしょう。
それに、人生においてこれほどの自由時間を確保できることは、滅多にありません。
もらえるものは、もらえるときにもらった方が得です。もしかしたら失業保険の制度が変わって、もらいにくくなるかもしれないし…。
失業保険をもらった方が得な場合
- 自由時間を確保したい人はもらった方がいい。
- 再就職に困らない資格・スキルがある人はもらってもいい。
- 前職の給料が高いおかげで、毎月の失業手当が生活に困らないほどの支給額になる場合はもらってもいい。
- 十分すぎる貯蓄があって、給付制限を乗り切れる場合はもらってもいい。
再就職に困らない資格・スキルがある人はもらった方が有意義でしょう。
たとえばプログラマーや看護師、薬剤師などは、流動性が高いうえに万年人不足なのですぐに再就職できます。
まとめ
- 失業保険をもらうデメリットとして一番に挙げられるのは、受給が決定すると雇用保険加入期間がゼロに戻されること。
- 失業保険をもらわないメリットは、雇用保険加入期間を再就職の雇用保険加入期間に引き継いでいけること。
- 失業保険をもらわずに再就職先で雇用保険に加入すると、いままでの雇用保険加入期間(加入履歴)が前職の加入期間に合算される。
- 失業保険をもらうメリットは、働いていない状態でありながら、ある程度の収入を確保できること。
- 失業保険を申請しないメリットとして一番に挙げられるのは、雇用保険加入期間がゼロに戻らないこと。
- 個人的には、失業保険はもらった方がいいと感じた。人生においてこれほどの自由時間を確保できることは、滅多にないから。