- 第二新卒で転職に挑むのは考えが甘いと言われる。
- 実際のところ、第二新卒の転職活動は甘くない。
第二新卒で転職に挑むのは「考えが甘い」と見られがちです。私は新卒で保険会社に入社して2年目で辞めましたが、「こんな早く辞めたら次の就職先、見つからないよ」といろんな人に言われました。
たしかに第二新卒は経験やスキルで売り込みできないため、別の売り込み方をしなければなりません。
第二新卒の採用枠を持つ企業側は、「またすぐに辞めることにならないか」を懸念しており、「採用するからには長く勤めてほしい」と期待しています。
第二新卒で転職に挑む場合は、すでに一度辞めた経歴があるけれど、御社では働き続けることができる理由を、企業側が納得できるように語る必要があります。
はじめての転職で自信が無い場合は、転職エージェントが実施しているセミナーを受講してみると、転職活動のヒントが見えてくるかもしれません。

現実、第二新卒は甘いのか
- 第二新卒での転職は甘いと言われる一方で、有利な面もある。
- 今の仕事を嫌々続けるくらいなら、他人から「甘い」と言われようが新天地を求めて動くべき。
- 第二新卒じゃなければ就職できない企業もある。
- 経験やスキルの不足を気にする必要はない。
第二新卒を選んで転職に挑むのは、一般的には「考えが甘い」という印象を持たれます。そのように諭してくる大人は多いでしょう。
経験やスキルが不足しているせいで、そう簡単に転職先は見つからないだろうという懸念を持つのは当然のことかもしれません。
しかし今の仕事で、どうしても耐え難い環境や条件に苦しみ続けるくらいなら、仕事を変えることも視野に入れるべきでしょう。
嫌な仕事に我慢する環境と、意欲的に仕事できる環境では、成長度合いが大きく違ってきます。当選、仕事に意欲的であれば知識やスキルをどんどん身に付けていけるもの。
また、企業によってはわざわざ第二新卒枠を設けて、積極的に第二新卒を採用しようとする企業もあります。
私は、新卒で入社した保険会社を2年目で辞めて第二新卒を選びましたが、世の中で言われるほど「考えが甘い」とは感じませんでした。
むしろ動けるうちに、チャンスを掴みやすい年齢で転職して良かったと思っています。
第二新卒は「考えが甘い」
- 職務経験が少ない第二新卒に、再就職先が見つかるわけがない。考えが甘い。
- 経験者よりも採用コストが低い点で、企業側には好都合。利用されてしまうことがある。
- 経験が無いため頼られることがなく、新しい職場で自分のポジションを確立するのに時間がかかる。
- 仕事における課題や問題に対する解決の経験が少ないため、上司や同僚に迷惑をかける。
第二新卒が言われがちな「甘い」という意見は、「考えが甘い」に収束します。
経験やスキルが不足している第二新卒の状態では、ろくな就職先は見つからず、再就職は困難になる。という見方が強いせいです。
企業側にとって第二新卒は、経験者よりも採用コストを低くできる点で好都合です。そのため、人員不足の現場に頭数として放り込むために採用するケースも散見されます。
第二新卒が抱く甘え
- 今の仕事から脱出するために、転職を意識している。
- 転職すれば事態が好転すると期待している。
- 転職先で頼らざるを得ない状態になること自体が甘え。
第二新卒が抱く甘えには、今の仕事からの脱出と、次の仕事への期待があります。
今の仕事があまりにもキツかったり苦しい環境である場合は、転職できれば今の仕事から離れられると考えてしまうことがあります。
「今の仕事が嫌すぎて辞めたい」という気持ちに後ろめたさを感じて、「転職するから今の仕事を辞める」というふうにすり替えてしまうことはよくあること。
また、転職すれば事態が好転するに違いないという期待を抱きがちです。しかし、転職に明確な目的がなければ、転職に成功したと実感できることはないでしょう。
なぜ第二新卒は甘いと見られるのか
- すでに辞めた経歴があるし、忍耐力がないのではないか…と疑われるから。
- 長期的なキャリアを捨てて、短期的な視点でキャリアを作ろうとしているのでないか…と疑われるから。
- 現職でのトラブルや困難に対して、向かっていくよりも避ける傾向があるのでないか…と疑われるから。
「第二新卒で転職なんて甘い」と見られがちな理由は、すでに辞めた経歴があるせいで忍耐力が無いと判断される傾向があるためです。
これは第二新卒が負う宿命であり、致し方ないことです。ネガティブな印象を持たれないように対策が必要になります。
せっかく就職した企業に居続ければ実現するであろう長期的キャリアを、わざわざ捨てるほどの理由は何なのか。
もし、先々を考えずに短期的な視点でキャリアを見ているのなら、それを納得できるように説明できなければなりません。
実態は決して甘くない
- 経験やスキルを売り込むことができない分、自分がどう貢献できるかを語らなければならない。
- 企業側が不安視する「また、すぐ辞めるかもしれない。」を払拭しなければならない。
- 転職活動で経験者と競合する場合は、経験者に勝てるよう対策しなければならない。
第二新卒の転職の実態は決して甘くないものです。どうしても企業側に不安視されるせいで困難になりがちだからです。
経験やスキルを売り込みできない第二新卒は、自分の価値を別な観点で伝えなければなりません。
そもそも第二新卒を採用したいと考える企業は、経験やスキルに期待していません。そのかわり、どうキャリアを培っていきたいのかという計画性に着目しています。
もっと端的に言えば、長く働き続けてくれることを約束してほしいのです。
そのため、自分の描くキャリアが、その企業の特色や魅力と十分に共通して重なっていることを、分かりやすい言葉で説明できれば企業側も安心します。
第二新卒で転職を成功させるには
第二新卒で転職を成功させるには、第二新卒の転職に強い転職エージェントを頼るのが確実です。
20代の転職に特化したエージェントは、
- はじめて転職する場合に、転職活動の方法からサポートしてくれる。
- 第二新卒の採用枠を用意している企業の求人を扱っている。
- 企業の求人ニーズにあった面接対策をしてくれる。
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第二新卒で転職を意識している人は、こういった転職セミナーを受けてみると転職の動き方が見えてくるでしょう。

まとめ
- 第二新卒を選んで転職に挑むのは、一般的には「考えが甘い」という印象を持たれがち。
- 第二新卒が言われがちな「甘い」という意見は、「考えが甘い」に収束する。経験やスキルが不足している第二新卒の状態では、ろくな就職先は見つからず、再就職は困難になる。という見方が強いため。
- 第二新卒が抱く甘えには、今の仕事からの脱出と、次の仕事への期待がある。
- 「第二新卒で転職なんて甘い」と見られがちな理由は、すでに辞めた経歴があるせいで忍耐力が無いと判断される傾向がある。
- 第二新卒の転職の実態は決して甘くないものです。どうしても企業側に不安視されるせいで困難になりがちだから。
- そもそも第二新卒を採用したいと考える企業は、経験やスキルに期待していない。長く働き続けてくれることを約束してほしい。
- はじめての転職で自信が無い場合は、転職エージェントが実施しているセミナーを受講する方法で、転職活動のやり方を情報収集してみるとヒントが見えてくる。