私は20代に6回の転職をしてきましたが、毎度毎度、転職活動では何とも言えない嫌な気分と付き合うことになります。この嫌な気分は何なのか。言葉にしづらいですが、自分のやっていることが正解かどうかわからないことへの憂鬱とでも言うべきか…。
自分から転職したいと思ったはずなのに、「なんでこんな目にあってるんだろう」という気すらしてきます。面接がうまくいった時でさえも、外に出た瞬間にどっと疲れてぐったりしながら家路についていたものです。
転職先が見つからないのは嫌だけど、転職先が見つかったとしても「慣れない環境で1からやり直しか」と思うと結局、転職で向かう先には憂鬱しかない。この理不尽な行動をしている自分に納得がいかないのかもしれません。
転職活動を少しでも効率的にする方法を取り入れると疲れを軽減できます。企業側からスカウトしてくれる方法なら、その時点で経歴やスキルに企業側が納得しているため、採用の可能性が高い企業に絞って応募していくことができます。精神的にも楽になるでしょう。

転職活動は疲れるもの
- 希望条件に合う転職先探しは時間がかかる。
- 応募書類作成はとにかく頭が疲れる。
- 面接のあとの疲労感がすごい。
- 不採用の通知が届くとメンタルがやられる。
転職活動中というのは、とにかく精神的に疲れるものです。とくに面接の疲労感はハンパない。面接が上手くいったとかに関係なく、なんか嫌な気持ちになってしまうのは何なのか。
絶対に落ちたくない会社からは不採用通知が届き、そんなに熱を入れてない会社に限って面接が通ってしまう矛盾。転職活動はこっちが選ばれる立場なので、その不公平な感じにもなんだか疲れます。
転職先探し
- 良い求人を見逃すわけにはいかないので、気が抜けない。
- 気になる企業には、同時に企業研究もしなければならない。
転職先を探す作業は、転職サイトなどを見ながら希望条件を満たす求人をひたすらチェックしていきます。よい求人を見逃さないようにするため気が抜けません。
企業のホームページなども同時に確認していきますが、けっこう疲れる作業です。せっかく良い条件の求人を見つけたと思っても、募集が終わってしまうこともあります。
転職先探しの負担を軽くする方法があります。企業側からスカウトしてもらう方法なら、プロフィール(職務経歴)を入力して置いておけば、企業側で「自社に合う人材だ」と判断したときにスカウトしてくれます。
応募書類作成
- 帰宅後や休日などにまとまった時間を作らなければならない。
- 書類の記入は、字を間違えたら一からやり直し。
- 1社1社に志望動機や自己PRを考えなければならない。
応募書類の作成には、まとまった時間が必要で、勤めている場合はその時間を確保するのが大変です。せっかくの休日が潰れてしまうこともあります。
PCで作成するのが一般的になっていますが、手書きで書類を作るときは字の間違いが無いように神経を使うので疲れるものです。もし、字を間違えたら一から作り直しというのもストレスです。
面接
- そもそも面接が苦手で、苦痛。
- 面接官にマウントされても、笑顔で答えなければならない。
- 「面接」がくだらないものだと感じている。
- 面接の感触が良いと採用に近づいていくが、本当にその企業で納得できるかわからない。
転職活動のなかでもっとも疲労感を覚えるのが面接だと思います。面接に行く前は緊張感に心休まらず、面接中は頭をフル回転させて対応し、面接のあとはどっと疲れが出てきます。
この嫌ーな気分はなんなのか。転職が嫌なのか、こんな人生を選択している自分が嫌なのか。世の中の他の転職中の人もこんなに疲れているんだろうかと、つい考えてしまいます。
面接のあとの疲れとは、やり切った充実感なんかではなく、むしろ「こうでもしなきゃ生きていけない自分への虚無感」かもしれません。だから、面接が終わって外に出た瞬間に、急にちっぽけな自分が見えて、変な嫌な気持ちになるのかも。
不採用
- 「この企業しかない」と思っていた場合のダメージがすごい。
- 不採用が続いても、無理して気持ちを切り替えていかなければならない。
転職活動が疲れるのは、こっちは「この企業しかない」くらいの気持ちで応募しているのに、一方的に不採用にされてしまう無力さにもあります。一生、不採用なんじゃないかという絶望感。
それでもなんとか気持ちを切り替えて、次の企業に向かっていかなければなりません。不採用と言われると、自分が否定されたような気持ちにもなりますが、単に縁が無かったというだけのこと。
転職活動に疲れたら
- 転職活動からいったん離れてみる
- 転職活動が楽になる方法を取り入れてみる
転職活動に疲れたら、いったん離れてみると良いでしょう。仕事でも、いったん休憩すると、休憩後の仕事がはかどった経験がある人は多いと思います。転職活動でもリフレッシュが大切です。
転職活動からいったん離れてみる
転職活動に疲れたら、思い切って転職活動からいったん離れてみるのも良い方法です。名産品を食べに行くのでもよいし、温泉に行くのでもよいし、とにかく転職のことを忘れられる時間をつくるのが大切です。
負担のない方法を取り入れてみる
転職活動を続ける気力がある場合は、自分の負担を少なくする方法を取り入れてみると良いかもしれません。企業側からスカウトしてもらえるサービスなら、採用の確度が全く不明な企業に応募するという転職活動のムダを削減できます。
スカウトサービスにプロフィール(職務経歴)を置いておくと、企業側がプロフィールを見て「ウチの欲しい人材かも」と判別したうえでスカウトしてくれます。企業が先に選別してくれているので話が早いわけです。
- 利用は無料。(私は登録しっぱなしにして常に利用しています。)
- スカウトしてくれた企業から、応募してみたい企業を選べる。
- 採用される見込みがない企業への応募を避けることができる。
- 企業側がアプローチしてきた手前、面接でも話しやすい。

まとめ
- 転職活動では何とも言えない嫌な気分と付き合うことになる。自分のやっていることが正解かどうかわからないことへの憂鬱かもしれない。
- 転職先探し、応募書類作成、面接、不採用など、精神的に疲れることばかり。とくに面接の疲労感はハンパない。
- 面接に行く前は緊張感に心休まらず、面接中は頭をフル回転させて対応し、面接のあとはどっと疲れが出てくる。
- 転職活動に疲れたら、いったん離れてみると良い。仕事でも、いったん休憩すると、休憩後の仕事がはかどるもの。
- 転職活動でもリフレッシュが大切。名産品を食べに行くのでもよいし、温泉に行くのでもよいし、とにかく転職のことを忘れられる時間をつくるのが大切。
- 転職活動を続ける気力がある場合は、自分の負担を少なくする方法を取り入れてみると良い。企業側からスカウトしてもらえるサービスなら、採用の確度が全く不明な企業に応募するという転職活動のムダを削減できる。
- 転職活動に行き詰まるときは方法を間違えている可能性がある。転職活動の方法を学べるセミナーを受けてみると良い。とくにはじめて転職活動する場合は「転職教室」や「はじめての転職」などのセミナーが効果的。