IT業界は、スマホの普及・業務の自動化・AIの導入などにより技術者の需要が増えているものの、現在も人手不足です。

経済産業省の調査では、2025年で36万人、2030年で45万人のIT人材不足が予測されています。
未経験でもITエンジニアになることはできるし、今はまだまだ席が空いている状況なのでチャンスとも言えます。
ただ、未経験からITエンジニア・プログラマーになるには、プログラミングのスキルが必要です。
ITエンジニアになるルートは、社内教育、プログラミングスクールの転職保証、IT特化の転職エージェント…といろいろありますが、スクールの転職保証や転職エージェントの利用は20代までです。
この記事では、未経験からITエンジニア・プログラマーになる方法について解説します。
目次

未経験可のITエンジニアの職種とは
| 職種 | 平均年収 | 未経験者 |
|---|---|---|
| プロジェクトマネジャー | 664万円 | |
| プリセールス | 658万円 | |
| ITコンサルタント | 584万円 | |
| IT戦略/システム企画 | 575万円 | |
| 研究開発 | 544万円 | |
| データサイエンティスト | 516万円 | |
| システム開発/運用 | 473万円 | |
| サーバーエンジニア | 463万円 | |
| ネットワークエンジニア | 455万円 | |
| パッケージ導入/システム導入 | 452万円 | |
| スマホアプリ/ネイティブアプリ系エンジニア | 443万円 | 可 |
| 制御系ソフトウェア開発 | 427万円 | 可 |
| Webサービスエンジニア | 419万円 | 可 |
| SE/プログラマ | 417万円 | 可 |
| テクニカルサポート | 409万円 | 可 |
| 運用/監視/保守 | 381万円 | 可 |
| デバッグ/テスター | 379万円 | 可 |
| ヘルプデスク | 349万円 | 可 |
出典: doda
ひとくちに「ITエンジニア」といっても、細かく職種を見ると上図のようになります。(私はIT業界歴10年ですが、ここまで細かく職種を意識したことはないです。)
未経験者の募集が多い職種は、スマホアプリエンジニア、制御系ソフトウェア開発、Web系エンジニア、プログラマです。
これらの職種はいずれも、プログラミングのスキルが必要です。ただ、使われている言語はプログラミング言語のなかでも習得しやすく扱いやすいスクリプト言語が多いです。
スクリプト言語とは
コンパイル(機械語への翻訳作業)が要らないため、開発が手軽。記法が簡易的なので初心者にも扱いやすいのが特徴です。用途や得意分野があり、未経験者のプログラミング学習にも向いています。
テクニカルサポート・運用/監視/保守・デバッグ/テスター・ヘルプデスクは、IT業界ではありますが、思い描いているITエンジニアの姿とはちょっと違うかもしれません。

パソコンに向かってプログラミングしてる姿に憧れます。

となると、SE/プログラマより上に書かれている職種になります。
未経験からITエンジニアになるには
- 未経験者を社内教育してくれるIT企業に入社する(おすすめしない)
- プログラミングスクールの転職保証を利用して転職する(20代の転職のみ)
- 未経験者のIT転職専門の転職エージェントを利用する(20代の転職のみ)
ITエンジニアになるルートはいくつかありますが、現在はプログラミングスクールに通ってスクールの転職支援を受けるのが早くて確実な方法になっています。
とくに転職保証を持つプログラミングスクールのコースは、利用者を20代に限っているところがほとんどなので、動くのは早ければ早い方が良いでしょう。

30代・40代の未経験者がIT業界へ転職する場合の方法・ルートは、こちらの記事で解説しています。
お金をかけたくない場合
- ウズキャリIT:転職エージェントなので利用無料。IT業界転職希望者に案件を紹介。その案件に必要なスキル・資格取得を短期間でサポート。
なぜ無料?怪しくないの?
転職に成功した場合は、企業がお金を出すからです。企業が、「よいエンジニアを紹介してくれたお礼」をスクールやエージェントに支払う仕組みになっています。無料カウンセリングを賢く利用して、情報を収集してみると良いでしょう。
お金を払わずにプログラミングスクールで受講する方法があります。こちらの記事で解説しています。
未経験者を社内教育してくれるIT企業に入社する(おすすめしない)
未経験のITエンジニアを募集している会社があります。応募の職種はSEが多いです。
SEとはシステムエンジニアのことで、プログラムはもちろんサーバー、データベースといったシステム全域を統括するための幅広い知識が要求されます。
本来なら相応の経験が求められるのですが、未経験を採用して1~2ヵ月かけて教育してくれる会社も多くあります。
こういった会社では社員を客先の現場に配属させるケースが多く、場当たり的に先輩から業務を教わっていくことになります。

勘の良い方は気づくかもしれませんが、このやり方自体が結構黒いです。私の経験では、こういう『名ばかりSE』になっても続かない人が多く、IT業界への転職の方法としておすすめできません。

未経験者でもSEになれる!みたいな募集は、ちょっと慎重になった方が良いですね。
プログラミングスクールの転職保証を利用して転職する(20代の転職のみ)
プログラミングスクールには、転職支援や保証を付けたコースを用意しているスクールがあります。
ただ、これらの転職コースの多くは、利用者を20代に限定しています。逆に言うと、20代だけに与えられたチャンスとも言えます。
- GEEK JOB スピード転職コース(転職前提0円):0円。Java・PHP・Rubyのどれかを習得して就職を目指す。
- テックアカデミー エンジニア転職保証コース:転職保証の習得条件であるJavaはちょっと難易度が高い。
- DMM WebCamp 短期集中コース&転職保証:ウェブプログラミングなので身につけやすい。ただし料金が高い。
プログラミングスクールのカウンセリングとは
プログラミングスクールでは必ずカウンセリングを行っています。受講を考えている方が何をやりたいのか、どのくらいのスキルがあるのかを把握したうえで適切なコースを提案するためです。カウンセリングで強引に勧誘されることはありません。できるだけ複数のスクールのカウンセリングを受けて、提案されたコースを比べながら選んでいくのが賢明です。
GEEK JOB スピード転職コース
- 受講料金:0円
- 年齢制限:20歳~29歳
- 学習期間:定めなし(最短就職22日)
GEEK JOBのスピード転職コースは、完全無料です。(就職先がスクールにエンジニア紹介への報酬を支払うので、利用者は無料になります。)
転職成功率は97.8%。しかも、業種を変えた転職成功率は91.2%。オンライン学習ですが、メンターが転職成功までしっかりサポートしてくれます。学習できる言語はJava(システム組み込み系)です。
GEEK JOBの無料カウンセリングでもっと詳しく話を聞いてみる
テックアカデミー エンジニア転職保証コース
- 受講料金:327,800円(分割可)
- 年齢制限:20歳~32歳(受講開始時点)
- 学習期間:12週間
TechAcademyがターゲットにしているのは、20代で未経験からエンジニアになりたい人。地方から東京の企業に就職したい人。そして、6週間までにJavaコースの全過程を修了できた人。
つまり、テックアカデミーのエンジニア保証は、Javaのプログラミングスキルを必要とするシステム系の会社への就職サポートとなります。
DMM WebCamp 短期集中コース&転職保証
- 受講料金:一括料金690,800円
- 年齢制限:転職保証は30歳まで
- 学習期間:最短3ヵ月
DMM WebCampは、ウェブ系のプログラミング言語を学ぶカリキュラムです。3ヵ月あれば、たしかに未経験からでもHTML&CSSとRubyは覚えられそうです。このコースのITエンジニアへの転職成功率は98%です。
未経験者のIT転職専門の転職エージェントを利用する(20代の転職のみ)
未経験者のIT業界への転職支援を専門にしている転職エージェントがあります。
もし、プログラミングスクールで学習するための時間的余裕やお金が無い場合は、転職エージェントを利用すると良いでしょう。
このような転職エージェントでは、転職活動中にITについての学習や資格取得をサポートする体制が整っているので安心です。
ウズキャリIT
- 利用料金:無料
- 年齢制限:20代
- 転職期間:平均1ヵ月程度
ウズキャリITは、就職サポートとIT学習を無料でサポートする転職エージェントです。就職内定率は86%、定着率は97%。未経験者でも、IT業界に定着しやすい優良な案件とマッチング力を発揮しています。転職活動中はIT学習・IT資格取得のサポートを受けられ、入社後のフォロー体制も整っています。

黒い労働環境の企業を排除しているので安心です。
SE・プログラマ・インフラエンジニアならどれ?SEとはシステムエンジニアのことで、開発工程・システム全域を統括するためにプログラムやサーバー、データベースといった幅広い知識が要求されます。インフラエンジニアは、サーバー関係の資格や経験を必要とするため、未経験者にはやや難しいです。未経験者なら、ウェブエンジニア(ウェブプログラマ)がよいでしょう。
ウズキャリITの無料カウンセリングでもっと詳しく話を聞いてみる
まとめ
- 未経験者の募集が多い職種は、スマホアプリエンジニア、制御系ソフトウェア開発、Web系エンジニア、プログラマ。
- どの職種も、プログラミングのスキルが必要。使われる言語は、プログラミング言語のなかでも扱いやすいスクリプト言語が多い。
- ITエンジニアになるルートはいくつかあるが、現在はプログラミングスクールに通ってスクールの転職支援を受けるのが早くて確実。
- 未経験のITエンジニアを募集している会社がある。応募の職種はSEが多い。ただし、このやり方、配属先の労働環境が黒い場合が多いのでおすすめしない。
- プログラミングスクールには、転職支援や保証を付けたコースを用意しているスクールもある。
- プログラミングスクールで学習するための時間的余裕やお金が無い場合は、未経験者のIT業界への転職支援を専門にしているウズキャリITを利用すると良い。
