20代の転職回数は何回か【平均は1回だが2回までは影響なし】

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20代での転職は何回なら悪い印象を持たれないのか。何回までなら不利にならないのか。転職回数に対する一般的な意識というのも気になるところです。

厚生労働省の調査結果によると、そもそも転職しない人(離職回数0回)が約半数です。これを踏まえた20代の平均的な転職回数は約1回

しかし、2回目の転職になっても、転職活動において必ずしも不利になるわけではありません。大切なのは、その転職に目的があること。

この記事では、20代の転職回数の平均と、その回数が選考に及ぼす影響について解説します。

20代後半で転職は厳しいか【未練があるなら最後のチャンス】

一般的な転職回数


厚生労働省『労働白書』より

一般的な転職回数は、厚生労働省の調査を見ると分かります。男性と女性では転職回数が異なります。女性の場合は結婚や出産で離職することがあるため、転職回数が多くなる傾向があります。

男性の場合は、社会人になるのがもっとも遅い大学卒業(22歳)以降、転職回数は大半の人が1回までとなっています。転職回数は1回までが一般的な意識であると見てよいでしょう。

さらに男性の場合で興味深いのは、そもそも離職しない人(離職回数0回)の割合が約半数に及ぶところです。

海外と比べて、日本は転職に抵抗感が強い事情があることをご存知の方も多いでしょう。日本は1960年の高度経済成長期から2000年のバブル完全崩壊までの40年間に終身雇用のユートピアを実現しました。ここにハマったのが団塊の世代で、彼らには一つの会社で定年まで働くことを美徳とする意識が根付いています。日本においては、終身雇用の意識から脱却しない限り、転職に対してはネガティブなイメージが付きまとうでしょう。しかし、この意識は団塊の世代がリタイアしてから変わりつつあるように感じます。

20代の平均転職回数

転職経験者の転職回数
20~24歳 1.4回
25~29歳 1.9回


厚生労働省『令和2年雇用の構造に関する実態調査』より

20代の転職経験者の転職回数は、20~24歳が約1.4回、25~29歳が約1.9回となります。

ただし、この調査は転職経験者に対しておこなったものです。転職経験無しの約半数の人は調査対象になっていないことに留意して見る必要があります。

転職経験無しの人(全体の約半数)を含めて母数にすると、20代の転職回数の平均は約1回になります。

20代の転職は何回まで?

出典: doda「転職に関するアンケート」(2018年12月)

20代での転職回数は何回まで許されるのか。

企業の採用担当者に行ったアンケートでは、20代の場合において選考に影響する転職回数は「3回目から」とする回答が多いです。転職回数を不安材料として抱えたくない場合は、20代での転職は2回までにしておくのが良いと言えそうです。

しかし、アンケートでもわかるとおり、「転職回数は選考に影響しない(転職回数は不問)」と回答した採用担当者は2割くらいいます。転職回数をネガティブに考える必要はなく、転職に挑んだ前向きな姿勢をアピールすることが大切です。

たとえば「今の職場をとにかく辞めたい」という退職の願望があるときに、それを都合よく転職の動機にしてしまいがちです。でも、辞めたいから転職するのではなく、やりたいことがあるから転職するという動機こそが正論です。

転職回数の数え方

  • 社会保険加入手続きをおこなった企業への転職を数える。
  • 派遣の場合は派遣会社を数える。(派遣先ではない)
  • アルバイトやパートでも社会保険加入手続きをおこなったのであれば数える。
  • 転職にあたらない有期雇用の職歴を職務経歴に含めるのは自由。

転職回数の数え方は、社会保険(年金や雇用保険)の加入手続きをおこなった企業への転職を数えるのが一般的です。正社員または契約社員への転職に限るとする考え方もありますが、雇用形態が多様化している現在においてあまり意味はないでしょう。

派遣の場合は、直接雇用関係があるのは派遣会社(派遣元)であることに注意します。派遣会社と雇用関係を結んで社会保険に加入します。派遣先の企業は通常は転職に数えません。

ただし、派遣先の業務によって身に付いた経験・スキルが、転職先に活かせるものとしてアピールできるなら職務経歴書に記入して構いません。職務経歴書は、転職先の企業に自分の経歴・経験を売り込みするための資料です。たとえアルバイト・パート・派遣などの雇用契約であっても、転職先の企業への売り込みに有効な経歴・経験であれば遠慮せずアピール材料として使うべきです。

たとえば学生の頃に飲食業でアルバイトした経験があって、社会経験を積んだあとに飲食業に転職するような場合は、それがアルバイト経験だとしても職務経歴としてアピールするべきです。

転職回数はバレるのか

転職回数をごまかすことはできません。社会保険(年金や雇用保険など)の加入履歴でバレます。転職回数をごまかして転職しても、その企業で社会保険加入手続きをする際に過去の加入履歴が判明するためバレてしまいます。

もし、社会保険に加入しない雇用形態で働いた期間(アルバイトなど)があれば、その期間は経歴上の空白になります。

転職回数が気になる場合

20代のうちにもう一度転職したいけど、自身の転職回数が気になる。という場合は、経歴に傷がある転職希望者のサポートに強みを持つエージェントを頼るのが最善策です。

新卒で就職したけどすぐ辞めてしまった人や、フリーターやニートの期間がある人でも正社員として転職できるようにサポートしてくれます。

スカウトサービスを利用してみるのも良い方法です。利用登録後にプロフィール(職務経歴)を入力して置いておくと、その経歴が自社で通用すると判断した企業がスカウトしてくれます。「待ち」の転職活動ができる効率的な方法です。

経歴に自信がない人でも、「それでも良いから一度面接を」と言ってくれる企業があるかもしれません。転職のチャンスを少しでも広げたい人は利用を検討してみると良いでしょう。

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まとめ

  • 男性の場合は、社会人になるのがもっとも遅い大学卒業(22歳)以降、転職回数は大半の人が1回まで。そもそも離職しない人(離職回数0回)の割合が約半数に及ぶ。
  • 20代の転職経験者の転職回数は、20~24歳が約1.4回、25~29歳が約1.9回。転職経験無しの人(全体の約半数)を含めて母数にすると、20代の転職回数の平均は約1回になる。
  • 転職活動において転職回数を不安材料として抱えたくない場合は、20代での転職は2回までと考えておくのが良い。
  • 転職回数の数え方は、社会保険(年金や雇用保険)の加入手続きをおこなった企業への転職を数えるのが一般的。正社員または契約社員への転職に限るとする考え方もあるが、雇用形態が多様化している現在においてあまり意味はない。