20代の転職理由ランキング【面接で好印象なのはキャリア】

20代の転職理由ランキング
順位 転職理由
1位 人間関係がうまくいかなかった
2位 仕事内容に満足できなかった
3位 給料が低かった
4位 会社の将来に不安を感じた
5位 労働条件が悪かった

厚生労働省『令和2年転職者実態調査』
20代の転職ともなれば、この転職が初めてという人も多いと思います。転職するときに、面接では「なんで辞めたんですか?」と必ず聞かれます。

転職希望者にとっては、なかなか答えにくい質問です。なぜなら、辞めた理由の本音は「不満」であることが多いからです。厚生労働省の調査においても、人間関係や賃金への不満が目立つ結果になっています。

しかし、面接での「なんで辞めたんですか?」の質問には、ポジティブな理由で答えるべきです。本心には、会社・職場への不満もあるでしょう。ただ、愚痴のようになってしまっては、採用側に良い印象を持たれません。

この記事では、20代の転職理由のランキングと、面接で印象の良い退職理由について解説します。

20代後半の転職はなぜ厳しいのか【リスク回避する方法】

厚生省調べ20代の転職理由


厚生労働省『令和2年転職者実態調査』(複数回答あり)

厚生労働省の転職者実態調査では、年代別に、直前の勤め先を自己都合により離職(退職)した一番の理由を見ることができます。

調査結果は、20代前半と20代後半に分けられており、やや割合が異なります。たとえば、20代前半の第二新卒は人間関係で辞めることがもっとも多いですが、20代後半では人間関係があまり退職の理由にはなっていません。

20代の転職理由ランキング

  1. 人間関係がうまくいかなかった
  2. 仕事内容に満足できなかった
  3. 給料が低かった
  4. いろいろな会社で経験を積みたい
  5. 会社の将来に不安を感じた
  6. 職場環境がよくなかった
  7. ほかに良い仕事があった
  8. 能力・実績が評価されない
  9. 結婚・出産・育児のため
  10. 雇用が不安定だった

労働条件の回答には、労働時間、残業、休日出勤などの不満が含まれます。残業が多い仕事では、いろいろと挑戦したいことがある20代にとって不満が溜まりやすいのかもしれません。

仕事内容に満足できなかったというのは、新人のころからずっと同じ仕事しかやらせてもらえなかった。単調なルーティーンワークに飽きた。などの不満によるものでしょう。

友人がどんどん成長している様子を見て、自分は今のままで大丈夫かな…と不安になりました。

人間関係、給料、将来性など、自分では解決しにくい理由が並びます。6位、7位にやっとポジティブな理由が出てきます。転職のときに採用側に好印象を持ってもらえるのは、このあたりのポジティブな理由になります。

面接で好印象な転職理由

  • いろいろな会社で経験を積みたい
  • ほかに良い仕事があった

転職するときの面接では、「前の仕事は、なんで辞めたんですか?」と必ず質問されます。

好印象なのは「前向きな転職を希望したことが退職のきっかけになった。」というキャリアに対する前向きな転職理由です。むしろ、この一択しか無いと言えるでしょう。

逆に言うと、「会社(職場)への不満が退職のきっかけになった。」というふうに見られないようすると、面接での印象は良くなります。

理由:いろいろな会社で経験を積みたい

  • ポテンシャルを買ってもらえる20代のうちに転職して、より多くの経験を積みたいと思った。
  • 前の会社で培ったスキルを、違う仕事に活かしてみたいと思った。
  • まったく新しい環境で、自分の力を試してみたいという挑戦心が生まれた。
  • 同じ業界でありながら異なる方法で収益を上げる御社の業務に興味を持ち、是非やってみたいと思った。

いろいろな会社で経験を積みたいという理由は、このように具体的に表現できます。

私は20代で6回の転職をしました。そのため、「いろいろな会社で経験を積みたい。」という転職理由が常套句でした。

理由:ほかに良い仕事があった

  • 同業者にはほかにどんな仕事があるのかと探してみたところ、御社を見つけて興味を持った。
  • 業界で一位の御社には憧れがあり、就職したいという希望を捨てきれなくなった。
  • 個人的に勉強して身につけた資格・スキルを活かせる御社を見つけた。
  • せっかくなら、好条件のなかで働いた方がもっとポテンシャルを発揮できると考えた。

ほかに良い仕事があったという理由は、このように具体的に表現できます。

20代後半であれば、スキルが重要視されます。いままで培ったスキルを活かせる場面が具体的に想像できる会社・職務なら、転職の成功率は高くなります。

なぜ転職理由を聞かれるのか

とくに最初の面接(一次面接)では、どれくらいの熱量でうちの会社の仕事をやりたいのか。辞めた経歴があるけど人間性に問題はないか。といった表面的な部分を見て、応募者をどんどんふるいにかけていきます。

採用側にとっては、転職希望者に対して次のような懸念があります。

  • またすぐに辞めてしまう人なのではないか
  • 仕事の内容に不満を持ちやすい人なのではないか
  • 上司に文句を言いいがちな人なのではないか

こういった懸念を拭いたいと考えて、転職理由を聞いてきます。面接で話す転職理由は、採用側の懸念を払拭ふっしょくできるような、ポジティブな理由でなければなりません。

まとめ

  • 転職するときに、面接では「なんで辞めたんですか?」と必ず聞かれる。
  • 厚生労働省の転職者実態調査では、20代前半(第二新卒あたり)は人間関係で辞めることがもっとも多い。
  • 転職のときに採用側に好印象を持ってもらえるのは、いろいろな会社で経験を積みたい。ほかに良い仕事があった。というようなキャリアに対する前向きな理由。
  • 面接のときに伝えるべき転職理由とは、採用側の不信感を増長させないような、ポジティブな理由でなければならない。