転職の魔王様(第6話)から学ぶ「キャリアをどう考えるか出世をどう考えるか」

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第6話

転職は決して生きがいにするものではありません

登場人物
来栖くるす
(成田凌)
転職の魔王様。転職エージェント『シェパードキャリア』の敏腕キャリアアドバイザー。左足が悪く、歩くときは杖をついている。
未谷ひつじたに千晴
(小芝風花)
新卒入社の職場でパワハラに遭い3年弱で退職した25歳の求職者。転職活動を始めたが一旦休止し、『シェパードキャリア』のキャリアアドバイザー見習いとして働くことになった。
落合洋子
(石田ゆり子)
未谷千晴の叔母で、『シェパードキャリア』の社長。転職活動を休止した千晴をキャリアアドバイザー見習いとして試用している。
ゲスト
八王子道正
(宮野真守)
不動産業界の営業職で過去6回の転職を繰り返してきた39歳。現在の職場で管理職を打診されるが、職場を移ってでも現場の営業マンでいたいという思いから転職活動を始める。

転職の魔王様 第6話では、過去6回の転職を繰り返した不動産営業マンの転職活動の様子が描かれます。

八王子は、営業現場で楽しく働くことを好んでおり、出世欲はありません。今の会社でも管理職の打診をこばみ、また別の会社で営業マンを続けようと転職活動を始めます。

しかし、紹介された不動産会社の面接を受けたものの不採用となり、今の会社で管理職になることを選びます。が、管理職の立場では仕事の楽しさを感じなくなり、再びキャリアについて悩み始めます。

  • キャリアをどう考えるか
  • 出世(管理職への昇進)をどう考えるか

というところがテーマになっています。

    転職の魔王様 全11話の見どころ・キャスト相関図・主なロケ地

    企業が気にする転職回数

    横山:かなり厳しいと思う。
    正直、転職回数は3回ぐらいが限度。大きい会社ほど転職回数が多いと敬遠される。
    それに年齢も年齢だし。

    八王子は年齢が39歳であり、転職歴が過去6回もあります。千晴は同僚の横山に相談しますが、横山からは現実的な答えが。

    「転職回数は3回ぐらいが限度」

    転職は本人の自由であり回数を制限されるようなものではないですが、企業の立場に立ってみると気になるところでしょう。

    企業が転職回数を気にする理由は、

    採用にかけたお金と時間(求人広告、面接、研修、OJTで戦力化まで)を無駄にしたくないという思いにあります。転職歴が多いと「この人がすぐ辞めたら、また採用にお金がかかるかも。」と不安になります。
    配属した部署やチームとの相性、プロジェクトへの関与を考えると、「忍耐力があるか」「組織に溶け込めるか」が心配になるところです。任せたプロジェクトを途中で投げ出されても困るからです。

    「踏み台にされたくない」心理も

    千晴:転職回数が多いってやっぱり嫌なもの?

    洋子:まあ、警戒はするよね。
    世の中「転職するのは当たり前です」って雰囲気はあるけど、自分の会社をステップアップの途中階にされたいって思う経営者はいないよ。

    経営者の心理としては当然、社員には長く働き続けてほしいもの。

    キャリアの踏み台にされるというのは、あまり気分がいいものではないでしょう。

    転職回数が多い人は、自分のキャリアのことしか考えていない身勝手なタイプにも見られてしまいます。

    会社(経営者)が一緒に働きたい人というのは、会社の成長のことも考えてくれる人であることは言うまでもありません。

    キャリアの考え方

    八王子:世の中、出世したい人ばかりじゃないんですよ。
    僕は現場でバリバリ働いていたいんです。そういう職場を求めてるんです。

    来栖:それで出世を打診されるたびに転職を選んできたんですか?

    八王子:そうです。

    八王子が過去6回も転職を繰り返してきた理由は、営業の現場で働いていたいという思いがあるからでした。

    • 現場が好きなので現場で働いていたい。
    • 家族と過ごす時間やプライベートを大切にしたい。
    • 残業や休日出勤を断れる立場でいたい。
    • 余計な責任を負わずに働いていたい。

    このような気持ちから、今のキャリアにとどまっておきたいと考える人も多いでしょう。

    出世しないとダメなのか

    管理職になりたくない理由

    • 人の管理が精神的にきついから
    • 給料が負荷に見合わないから

    部下を注意したり指導したり、感情を必要とする労働が多くなります。部下を評価しなくてはならないというのも精神的なキツさがあります。

    残業や休日出勤を強いられたり、トラブルが起こったときには責任を負わなければならないのに、給与が見合っていないと感じる人も多いでしょう。

    一般職のままでいいと思う人も意外と多いし、そういう声も目立つようになってきた印象があります。

    会社に従うのが会社員

    来栖:本人がやりたい事と、会社がやらせたい事は違いますからね。

    会社員である以上は、会社が要求することに応えなければなりません。

    「管理職になってくれ」と言われたら、なるしかないのです。断ることもできますが、いい顔はされないでしょう。その後の待遇や昇進に影響することを覚悟しなければなりません。

    キャリアを大事にするか。自分の意志を大事にするか。

    仕事で自分がやりたい事をしていたい…となったら、もう会社員ではいられないということです。

    転職だけが答えではない

    八王子:この業界、意地悪なところがたくさんあるんですよ。
    「契約を取るためなら多少の誇張は許される」とか、
    上司が部下に教える文化や、営業マン同士の助け合いの文化が無かったりとか。
    そういうの、誰も正さないまま何十年もやってきちゃったんですよね。
    でも、僕一人でそれが正せるとは思えないし、今の会社をそんな風に変えられるとも思えなくて。

    八王子は「不動産には悪しき習慣がある」と話し始めます。これを正すことが、長年勤めてきた不動産業界への貢献であり、自分が楽しく働いていける道だと気づきます。

    ある程度の経験を積んできているなら、その経験を活かして独立するというのも一つの道です。

    今の会社にいたとしても、転職したとしても、もう自分が望むような働き方はできない。というのなら、転職というより、会社員としていることができない状況と言えます。

    独立を考えてみてもいいかもしれません。