【円満解決】転職の内定辞退の電話・メールの例文とマナー!承諾後の対処法まで解説

※本記事は広告を含みます。

転職の内定辞退は、原則として電話で直接お詫びと辞退の意向を伝えたうえで、状況に応じた件名と文面のメールを速やかに送ることで円満に完了させることができます。

「選考の過程で温かく対応してくれた企業に、どうやって辞退を伝えればいいのだろう」「内定承諾のあとに辞退しても揉め事にならないか不安……」と悩んでいませんか?

内定辞退は言い出しにくいものですが、正しいマナーとスマートな理由の伝え方を知っていれば、相手の印象を損ねることなく、円満に円滑な手続きを進めることが可能です。

この記事を読めば、メールの例文コピペから電話の話し方、承諾後の緊急対応まで迷うことなく実践できます。

転職の内定辞退はメールと電話どちらを選ぶべきか【結論】

転職の内定辞退は、電話で連絡を入れたうえで、行き違いを防ぐために同じ内容をメールでも送る2段構えが丁寧で確実です。

  1. 電話で連絡する:誠意を最速で伝え、担当者の時間を尊重する。その場で謝罪と感謝を直接伝えられる。
  2. 電話後すぐにメールを送る:連絡内容を文字として正確に残し、記録とする。言い違いや伝達漏れの揉め事を防げる。

電話とメールを組み合わせることで、口頭ですぐに誠意を伝えつつ、重要な連絡事項を書面として正確に残すことができます。

どちらか一方だけでは不安が残る場合や、お世話になった気持ちが高い企業に対しては、両方を使って丁寧に対応するとよいでしょう。

電話とメール両方使う場合の順序

メールと電話の両方が必要な場合の正しい順序は、まず電話で直接辞退の旨を伝えてお詫びと感謝を述べたあと、すぐに同じ内容を記載した確認用のメールを送ることです。

  1. まず電話をかけ、担当者につながったら謝罪と感謝、そして辞退したい旨を自分の言葉で伝えます。電話の最後に、時間をいただいたことへの御礼を述べます。
  2. 電話を切ったあと、速やかに電話の要点をまとめた確認メールを送信します。

電話を先に行うことで誠意が真っ直ぐ伝わり、企業の採用担当者もその場で今後の手続きを進めやすくなります。

その直後にメールを送ることで、電話の内容を文字として正確に残し、言った言わないの行き違いを防ぐことができます。

電話のあとにメールを送信することで、社会人として丁寧で信頼感のある対応になります。

電話をせずメールのみで辞退してもマナー違反にならないか

選考の初期段階や担当者とまだ直接話をしていない状況であれば、電話をせずメールのみで辞退してもマナー違反にはあたりません。

企業によっては、採用担当者が電話に出られないほど忙しい場合もあり、あらかじめメールで要件を伝えることが望まれることもあります。

ただし、すでに面接で手厚いサポートを受けていたり、何度も連絡を取り合ったりしている関係性の場合は、メールのみだと冷たい印象を与えてしまう恐れがあります。

そのため、自分の選考が進んだ段階に応じて、メールだけで完結させてよいかを判断することが大切です。

内定辞退を電話で伝える方法【トークスクリプト付き】

転職の内定辞退を電話で伝えるときは、採用担当者につながったらまず自分の氏名を伝え、感謝を述べたあとに辞退の意思とはっきりとした理由を伝えます。

トークスクリプト
順番 トークの流れ 話す内容のポイント
1 挨拶 所属や氏名を伝え、今少し時間を取ってもらえるか確認する
2 辞退の申出 採用のお礼を述べたうえで、熟考した結果辞退したい旨を伝える
3 理由の説明 角が立たないように簡潔に理由を述べ、謝罪の言葉で締めくくる

電話特有の緊張をやわらげるためには、あらかじめ話す内容をメモに書き留めておくとよいです。

企業側は突然の連絡に驚くこともあるため、落ち着いたトーンで丁寧に話すことが大切です。

また、これまでの選考に時間を割いてくれたことへの謝罪を言葉に含めることで、誠実な印象を残すことができます。

電話・対面で理由を聞かれたときの答え方(想定問答)

電話や対面で内定辞退の理由を聞かれたときは、個人的な理由や当たり障りのない表現を簡潔に伝えます。相手(会社側)の非を責めるような発言は絶対にしてはいけません。

企業側が理由を知りたいのは、今後の採用活動の参考にしたり、自社に改善できる点があったかを確認したりするためです。

そのため、他社を選んだ場合でも詳細な社名を伝える必要はないです。

自分のキャリアプランや希望する働き方に合わせた前向きな理由に言い換えることで、角を立てずに円満に話を収めることができます。

内定辞退メールの書き方と例文【状況別テンプレ】

転職の内定辞退メールは、採用への感謝と辞退する旨を簡潔に、丁寧にまとめます。

項目 記載する内容 ポイント
件名 用件、氏名(学生の場合は学校名も)、面接した日時 担当者が一覧で見たときにすぐ分かるようにする
宛名 企業名、部署名、担当者名 正式名称を省略せずに記載する
本文 感謝、辞退の結論、簡単な理由、お詫び 簡潔かつ丁寧なトーンでまとめる

メールでの連絡は、自分の気持ちを落ち着いて正確に伝えることができる一方で、冷たい印象を与えないための配慮が必要です。

件名に用件と自分の氏名を分かりやすく記載し、本文では選考に時間を割いてくれたことへの謝罪と感謝を必ず伝えることで、マナーを守った誠実な対応になります。

件名・構成・言葉遣いの書き方のポイント

内定辞退メールの件名は、「【ご辞退】内定のお知らせ(氏名)」のように、用件と自分の名前をひと目でわかるように記載します。

  • 件名の冒頭に【ご辞退】や【選考について】などの括弧書きを入れると効果的です。
  • 氏名はフルネームで記載し、学生の場合は大学名や学部名も添えるとより親切です。
  • 返信メールの場合は、元の件名の「Re:」を残したまま送ることで前後の文脈が伝わりやすくなります。

採用担当者は毎日多くのメールを確認しているため、件名を見ただけで誰からのどのような用件であるかが伝わることが重要です。

件名に「内定辞退」という言葉と自分のフルネームを必ず入れることで、担当者の確認の手間を省き、大切な連絡が埋もれる状態を防ぐことができます。

そのまま使えるコピペ例文集(返信パターン含む)

実際のコピペ用例文を以下に提示いたします。

そのままコピーして使える内定辞退の例文は、自分の状況に合わせて必要な部分を書き換えるだけで、失礼のないメールを簡単に作成できます。

状況別の具体的なテンプレートを以下にまとめました。ご自身の状況に合うものをコピーしてご活用ください。

通常の内定辞退メール(新規作成)

件名:【ご辞退】内定のお礼と辞退のご連絡(氏名)
[企業名]
[部署名]
[採用担当者のお名前]様
お世話になっております。[自分の氏名]です。
先日はお忙しい中、私のために面接の場を設けていただき、誠にありがとうございました。
慎重に検討を重ねました結果、大変心苦しいのですが、今回は貴社の内定を辞退させていただきたく存じます。
直接お電話でお伝えするべきところ、メールでのご連絡となりましたことを、心よりお詫び申し上げます。
短い期間ではございましたが、温かく丁寧にご対応いただき、本当にありがとうございました。
貴社の今後のますますのご活躍を、心よりお祈り申し上げます。
[自分の氏名]
[電話番号]
[メールアドレス]

内定通知への返信で辞退を伝える場合の文例

件名:Re: 内定通知のご連絡(氏名)
[企業名]
[部署名]
[採用担当者のお名前]様
お世話になっております。[自分の氏名]です。
このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。身に余る評価をいただき、大変嬉しく思っております。
いただいた内定につきまして、家族や自身のキャリアプランをふまえて熟考いたしました結果、大変勝手なお願いではございますが、今回は内定を辞退させていただきたく存じます。
採用に向けて温かく真摯にご対応いただいたにもかかわらず、このようなお返事となり、ご迷惑とご面倒をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。
最後になりますが、貴社の今後のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
[自分の氏名]
[電話番号]
[メールアドレス]

内定辞退メールに書く理由の伝え方

内定辞退メールに理由を書くときは、詳細な事情を細かく書く必要はなく、角が立たない前向きな表現を簡潔に伝えることが基本です。

理由 望ましい書き方・表現 避けるべき表現
キャリアの方向性 「自身の適性や今後のキャリアプランを熟考した結果」 「御社の業務内容に魅力を感じなくなったため」
他社決定の場合 「他社様を含めて慎重に検討を重ねました結果」 「〇〇社から内定をいただいたため」

企業側が辞退理由を知りたがるのは、今後の採用活動の参考にしたり、自社の改善点を見つけたりするためです。

そのため、他社を選んだ場合でも具体的な社名や、給与・労働条件への不満をそのまま書くのは避け、「自身のキャリアプランを見つめ直した結果」や「他社を含めて熟考した結果」といった、誰からも否定されにくい表現を選ぶことで、お互いに気持ちよく手続きを終えることができます。

「家庭の事情」を理由にする場合の言い回し

内定辞退の理由として「家庭の事情」を使うときは、詮索されにくい抽象的な表現を使ってプライベートな詮索を避けつつ、円満に辞退の意向を伝えます。

表現の種類 例文・フレーズ 特徴・使い所
スタンダード 「諸般の事情により、今回は辞退させていただくこととなりました」 最も一般的で、企業側もそれ以上詮索しにくい表現
家庭環境に触れる場合 「家庭の事情により、地元に戻る(または現住所を離れられない)こととなり」 引っ越しや介護など、物理的な制約がある場合に角が立たない

「家庭の事情」は、企業側もそれ以上深く突っ込みにくい理由であるため、角を立てずに辞退するための有効なクッションとなります。

ただし、あまりに曖昧すぎると誤解を招くこともあるため、「諸般の事情により」や「一身上の都合(家庭の事情)により」といった丁寧な表現を使って、これまでお世話になったことへの感謝を必ずセットで添えることが大切です。

「他社に決めた」ことを理由にする場合の伝え方

内定辞退の理由として他社への入社を決意したことを伝えるときは、特定の社名や他社の条件を引き合いに出さず、「他社を含めて熟考した結果」として前向きに表現します。

伝え方 望ましい表現の例 避けるべき表現の例
他社決定の表現 「他社様を含めて慎重に検討を重ねました結果、別の企業にご縁があり、そちらに進むこととなりました」 「〇〇株式会社から内定をいただいたため、そちらに決めました」
キャリアの選択 「自身の適性や今後の方向性を改めて見つめ直した結果、別の道を選択する決意をいたしました」 「御社よりも給与や福利厚生が良い企業があったため」

企業側は他社との競合で選ばれなかった理由を知りたい場合もありますが、メールで他社の名前を出したり「御社の条件より良かったため」と書いたりすると、不快感を与えたり揉め事に発展したりする恐れがあります。

そのため、あくまでも「自身のキャリアプランを深く見つめ直した結果、別の道を選ぶことになった」というニュアンスに留めることで、角を立てずに誠意を伝えることができます。

【要注意】内定承諾後に辞退する場合の伝え方

内定承諾後に辞退を伝えるときは、すでに企業側が受け入れの準備や他候補者の選考終了を進めているため、できる限り早く、誠心誠意のお詫びと謝罪を伝えることが極めて重要です。

内定承諾後の辞退は、企業に大きな実務的・金銭的負担をかけるため、メールだけで済ませず必ず電話で直接連絡したうえで、その旨を確認するメールを送るのが鉄則です。

言い訳を並べ立てるのではなく、相手に多大な迷惑をかけることへの深い反省とお詫びを第一に伝え、誠実な姿勢を示すことで揉め事を防ぎます。

承諾後、家庭の事情で辞退する場合の例文

内定承諾後に「家庭の事情」を理由として辞退のメールを送る(または電話のあとに送る)ときは、多大な迷惑をかけることへの深いお詫びと、やむを得ない事情であることを誠実に伝える文面にします。

承諾後の辞退は企業側に大きな実務的負担をかけるため、メールの冒頭から徹底して謝罪の意を示しつつ、自身の環境の変化による不可抗力であることを端的に伝えます。

件名にも「【お詫び】内定辞退のご連絡(氏名)」と記載し、誠実な姿勢がひと目で伝わるように配慮します。

内定辞退を手紙(書面)で伝える方法と例文

内定辞退を手紙(書面)で伝えるときは、白い便箋と封筒を使い、時候の挨拶と感謝の言葉を述べたあとに辞退の旨を簡潔に記します。

項目 書くこと
頭語と時候の挨拶 「拝啓」から始め、季節に応じた挨拶を入れる
本文(辞退の意向) 採用への感謝と、熟考した結果辞退する旨を記す
結語と日付 「敬具」で締めくくり、発信日の日付と氏名を書く

メールや電話が一般的になった現在でも、特に厳格な社風の企業や、お世話になった重役の方に対しては、直筆の手紙を送ることでより誠意を伝えることができます。

手紙を書く際は、縦書きの便箋を選び、丁寧な文字で心を込めて書くことが大切です。

よくある質問(FAQ)

Q. 内定辞退の連絡は、メールだけで済ませてもマナー違反になりませんか?

基本的には電話で直接伝えるのがマナーですが、企業や状況によってはメールのみでも失礼にあたらない場合があります。ただし、内定承諾後や直前の辞退、厳格な社風の企業の場合は、必ず電話で連絡したうえでメールを送るのが原則です。

Q. 電話や対面で内定辞退の理由をしつこく聞かれたときは、どう答えればよいですか?

他社の社名や給与・労働条件への不満を直接伝えるのは避け、「自身のキャリアプランや適性を改めて見つめ直した結果、別の道を選ぶことになった」という前向きかつ当たり障りのない表現で簡潔に伝えます。

Q. 内定辞退のメールに書く「理由」は、どのような表現にすれば角が立ちませんか?

詳細な事情を長々と書く必要はなく、「自身の適性や今後のキャリアプランを熟考した結果」や「他社様を含めて慎重に検討を重ねました結果」といった、誰からも否定されにくい表現を選ぶことが安全です。

Q. 内定を承諾したあとに辞退する場合、どのように伝えるべきですか?

企業側に大きな負担をかけるため、メールだけで済ませず一刻も早く電話で直接お詫びと辞退の旨を伝え、その後に確認のお詫びメールを送るのが鉄則です。

まとめ

  • 転職の内定辞退を伝える際は、原則として電話で直接お詫びと辞退の意向を伝えたうえで、確認としてメールや手紙(書面)を送るのが最も誠実なマナーである。
  • 内定辞退メールや書面を作成する際は、採用への感謝と熟考の末の結論を簡潔に述べ、状況に応じた適切な件名とテンプレートを選ぶことで円満に手続きを進められる。
  • 辞退の理由を伝えるときは、具体的な不満や他社の社名を出さず、「自身のキャリアプランを見つめ直した結果」や「家庭の事情」など、角が立たない当たり障りのない表現に留める。
  • 内定承諾後の辞退は企業側に大きな実務的負担をかけるため、一刻も早く電話で誠心誠意のお詫びを伝え、謝罪を最優先にした文面で速やかに対処する必要がある。