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飛び込み営業が辛すぎる|常識的な感覚なら辛いのが普通です、無理なら辞めてもいい

私は新卒で保険会社に入り、飛び込み営業をやり始めました。

しかし早々に、断られる恐怖で足がすくみ、インターホンを押せなくなってしまいます。

自分が気の弱い人間に見えて、情けなくなってきました。

 

でも、それが普通です。

常識的な感覚を持っている人なら、それが普通の反応です。

だって飛び込み営業なんて、人の迷惑を考えない営業方法だし、嫌われるのが当たり前のことをしているわけですから。

結局、私は、いろいろ考えた末に保険会社を辞めました。

飛び込み営業が辛いと思った要因

飛び込み営業がつらいと思った要因はいろいろありました。

人の迷惑になる行為という自覚

一番、精神的にずーっと辛かったのは、飛び込み営業という行為自体が人に迷惑をかけているということです。

わかってるんです、自覚してるんです。

自分もそうなんです。

家でゆっくりしているときに、ネット回線の営業とか突然来られても、すごくうざいし、要らないし、呼んでないし、勝手に入ってこないでほしい。

その迷惑行為を自分が仕事でやっていると思うと、どう気持ちを整理すればいいのか。

「扱っている商品が違う」

という自分本位な理由で自分を納得させていました。

「建設業には絶対必要な保険だから、迷惑ではない。むしろ親切。」

こう自分に言い聞かせて、インターホンを押していました。

しつこくするのが申し訳ない

飛び込み営業でモノを売ろうとすると、成約させるためには粘り強さも必要です。

「粘り強さ」というか、本質は「しつこさ」なんですけど。

話を聞いてくれたお客さんから「いらない」と言われても、

「わかりました。見積もりだけはタダなので見てみてください。」
「わかりました。来週、もう一つ別の商品をおすすめに伺います。」

なんとかして、次回に繋げるしつこさを発揮しないと機会損失してしまいます。

私は性格的に、しつこくするのも、されるのも嫌いです。「しつこい」「図々しい」というのを絶対やらないように心がけているくらいです。

でも訪問営業では、お客さんが嫌がっているのは分かってるけど、こっちの都合でしつこくしなければ成約に繋がっていきません。

これがけっこう精神的に辛かったです。

延々と拒否・拒絶されるのがつらい

飛び込み営業は当然、人から嫌がれる行為なので、ほとんど「いらない」と拒否されます。

メンタルをなんとか平常に保とうとしながら飛び込み営業を続けますが、話を聞いてもらえることなんかほとんどありません。

だんだんこれが、自己否定になっていきました。

・自分は営業マンとして失格
・自分は営業に向いていない
・人から受け入れられない仕事をしている

そう感じ始めたら、仕事に行くのも嫌になり、毎朝ため息が出るように。

はぁ……
      行くか。

飛び込み営業というやり方が非常識で非効率なのは分かっているのに、それに従わないと生きられない自分が情けなくなってきました。

ノルマのプレッシャーがきつい

営業にはノルマが付き物です。

私がやっていた保険会社の場合は、「毎月3社」というノルマがありました。「3社の法人契約を取り続けろ」ということです。

このノルマは、ちょっとでもサボると達成できないギリギリのラインでした。

毎週月曜日のチームミーティングで、上司に詰められます。

上司「おまえ、見込みが足りなすぎるぞ!これで3社やれんのか!?」

私「必ず取ってきます」

上司「おう、絶対やれよ!絶対だぞ!」

しかし──

飛び込み営業に気持ちが向かない状態でノルマを達成できるわけもなく、

上司「セールストークからやり直しだ。ロープレやるからちょっと来い。」

胃が痛いです。

ノルマがきついし、プレッシャーがきついし、これを仕事として続けて行ける気がしませんでした。

辛すぎるなら仕事が合ってない

「辛い」を通り越して「辛すぎる」と感じているなら、飛び込み営業が合っていないと考えるほうが妥当です。

私も、精神的に参ってしまった時期がありました。

学生時代の友人には、飛び込み営業をやっている人なんかいませんでした。

だから、悩みを共有できないのも辛かったです。

飛び込み営業なんかやったこともない人に話しても、

「最初はそんなものじゃない?」
「半年もすれば慣れるんじゃない?」
「気持ちの切り替えが大事なんじゃない?」

ありがたいけど、何の救いにもならないし、かえって空しくなってきます。

相談できる人がいないというのは、孤独です。

飛び込み営業をしなくなっていった

私はだんだん飛び込み営業をやらなくなっていきました。精神的に辛すぎることを避けているうちに方法が変わっていったという感じです。

営業の現地に行っても、ほぼポスティングをやっていました。ポスティングした会社や店舗をメモしておいて、後日、テレアポ営業をするという方法です。

こっちの方が精神的には楽だったし、アポ→成約の確度も高かったです。

しかし、営業スタイルを変えたところで、足を使って歩く営業、いきなり訪問する迷惑営業という根本的なスタイルは変わりません。

私はだんだん、この保険の営業という仕事に疑問を感じるようになりました。

パソコンを触る機会があまりにも少なすぎる。というのも気がかりでした。

この仕事で身に付くスキルといえば、口先のスキルだけ。

これ、スキルって言えるの?

何の潰しも効かないだろ。

保険の飛び込み営業・訪問営業が、自分が一生やっていきたい仕事だとは思えない。

それで、私は辞める決断をしました。

無理なら早めに辞めた方がいい

飛び込み営業から離れた私は、冷静に飛び込み営業を見ることができますが、

あんなもの、常識人がやることじゃないです。

非常識だし、非効率です。

「辛い」「辛すぎる」「無理」と感じる人は、むしろ普通の感覚を持っていると思います。

もし、飛び込み営業が「楽しい」と感じている人がいるなら、間違いなくそいつの感覚がバグってます。

辛すぎるなら、辞めることを考えてもいいんじゃないでしょうか。

当時の私には相談相手がいませんでしたが、

いま、飛び込み営業が辛すぎると悩んでいる人がいるなら、こう言葉をかけます。

「自分に合う仕事をした方がいいよ。無理しないで早めに辞めた方がいいよ。」